chocolateyのパッケージを自作する

chocolateyを使ってWindowsのアプリケーションをインストールすることができますが、chocolateyのパッケージが提供されていない場合は、自作することができます。

パッケージの作成

Note

以下の手順は、chocolateyのパッケージを作成するための手順です。chocolateyのパッケージを作成するには、chocolateyのパッケージング仕様に従う必要があります。 chocolateyのパッケージは、.nupkgという拡張子のファイルで提供されます。このファイルは、chocolateyのパッケージを格納するためのアーカイブファイルです。

powershell
# パッケージの作成
choco new <パッケージ名>
cd <パッケージ名>

設定ファイルの編集

パッケージの設定ファイルを編集します。

`chocolateyinstall.ps1`ファイルの編集

tools/chocolateyinstall.ps1ファイルの内容を一旦削除し、以下の内容に書き換えます。

tools/chocolateyinstall.ps1
$packageName = '<パッケージ名>'
$url = 'https://example.com/<インストーラのURL>' # exeファイルのURL
$installerType = 'exe' # インストーラの種類(exe, msi, zipなど)
$silentArgs = '/verysilent /norestart'
$validExitCodes = @(0)

Install-ChocolateyPackage $packageName $installerType $silentArgs $url -validExitCodes $validExitCodes

`<パッケージ名>.nuspec`ファイルの編集

<パッケージ名>.nuspecファイルの内容を編集します。最低限編集が必要な部分のみ記載します。

<パッケージ名>.nuspec
<version>1.0.0</version>
<authors>yourname</authors>
<projectUrl>https://example.com</projectUrl>
<description>Description</description>

パッケージのビルド

パッケージをビルドします。

powershell
# パッケージのビルド
choco pack

パッケージのインストール

作成したパッケージをインストールします。

powershell
# パッケージのインストール
choco install <パッケージ名> -s .

パッケージの公開

作成したパッケージを公開する場合は、chocolateyの公式レジストリに登録する必要があります。

powershell
# パッケージの公開
choco push <パッケージ名>.1.0.0.nupkg --source https://push.chocolatey.org/

パッケージの削除

作成したパッケージを削除します。

powershell
# パッケージの削除
choco uninstall <パッケージ名>